KIマウス作製

ノックインマウス作製

マウスゲノムクローンを利用して精密なべクターコンストラクションを行うことにより、PCRクローニングによるエラーを気にせずに、正確にノックインされた遺伝子座をマウスゲノムに導入することができます。自社で樹立した高品質のES細胞株により、効率よくジャームラインキメラを獲得できます。また、サザンブロットによる正確なジェノタイピングでES細胞株、マウスのスクリーニングを行います。

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ターゲティングストラテジーの提案からKIマウス、F1ヘテロ変異体まで

ノックインマウス作製受託サービスの概要について

図1、Red/ETテクノロジーの原理Red/ETテクノロジーを利用して(図1)、標的遺伝子のノックインターゲティングベクターを構築します。遺伝子ターゲティングにより標的遺伝子が外来遺伝子(変異型遺伝子、ヒト型全長、レポーター遺伝子など)に置換されたES細胞株(129/EVSVTac由来)を樹立します。そのES細胞株をマウス初期胚に注入してキメラマウスを作出し、さらにキメラマウスと野生型マウスを交配させて産子を得て、注入したES細胞株から分化した精子に由来するF1マウスを選択します。これらのF1マウスのうち、構成遺伝子が欠損した標的遺伝子座を持つヘテロミュータントマウスを、サザン解析により選択します。

標的遺伝子のゲノムクローンの探索

図2、129系統マウスの標的遺伝子クローンのスクリーニング1、標的遺伝子座近傍の特異性の高いゲノムDNA配列を選択、クローニングして、プローブDNAフラグメントを調製します 2、ハイブリダイゼーション法により、129系統マウスの全ゲノムをカバーするBACライブラリーをスクリーニングします 3、標的遺伝子を含む129系統マウスのBACクローンを複数取得します(図2) 4、取得したBACクローンに、ターゲティングベクター構築に必要な標的遺伝子のゲノムDNA配列が全て含まれるかどうかを、PCRで確認します

Red/ETテクノロジーを利用したノックインターゲティングベクターの構築

図3、Red/ETを利用したノックインターゲティングベクターの構築1、Red/ETを利用して、遺伝子ターゲティングを行なうゲノム領域の近傍のイントロン領域に、loxP配列で挟まれたPGK-Neoセレクションマーカーを挿入した組み換えBACクローンを構築します(図3) 2、挿入する外来遺伝子のDNA配列をプラスミドベクターにサブクローニングし、外来遺伝子のトランスファーフラグメントを構築します 3、Red/ETを利用して、標的遺伝子を含むBACクローンにトランスファーフラグメントを正確に挿入し、「ノックイン遺伝子座」を持つ組み換えBACクローンを構築します 4、Red/ETを利用して、「ノックイン遺伝子座」を持つ組み換えBACクローンから、遺伝子ターゲティングベクターに使用するゲノム配列のみをプラスミドベクターにサブクローニングして、ノックインターゲティングベクターを構築します

「ノックインES細胞株」の樹立

図4、サザンハイブリダイゼーションによるES細胞株の選別1、ES細胞にターゲティングベクターを導入し、G418耐性株を樹立します 2、サザンハイブリダイゼーションにより、ターゲティングを受けた遺伝子座が検出される細胞株を選択します(図4) 3、環状のCre発現ベクターを導入して一時的に発現させ、loxP配列で挟まれたPGK-Neoカセットが除去された細胞株を樹立します 4、サザンハイブリダイゼーションにより、ノックイン遺伝子座が検出される細胞株を選択します 5、選択された「ノックインES細胞株」の核型(染色体の数)を確認します

キメラマウスの作製

お手持ちのターゲットES細胞株でキメラ作製を支援します
○ES細胞の送付

細胞輸送用のドライシッパーをご送付いたします。1,000,000 cell/mlバイアルの濃度で凍結保存したご依頼のESクローン(3バイアル以上)をご提供頂きます。細胞輸送用のドライシッパーをご送付いたしますので細胞を詰めご返送頂きます。

○細胞の検査

受け入れたESクローンのうち各1バイアルをMHV、マイコプラズマ検査(費用別途)に外注いたします。非汚染が確認してから実験を受注させて頂きます。   ※別途、ご要望によりES細胞の染色体数検査を実施いたします。

○標準受託規模

ES細胞注入胚50個をレシピエントマウスに移植する事を基本単位として おります。ご依頼に応じて実験規模をカスタマイズいたします。

○作業工程

(1)ES細胞注入胚を移植したレシピエント動物のお引き渡し (2)分娩産子のお引き渡し

別途ご提供頂くフィーダー細胞やES培地の使用には対応させて頂きます。