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「ヒト肝細胞培養液およびヒト肝細胞のインビトロ培養におけるコンディション培地とその用途」特許出願の公開について

「ヒト肝細胞培養液およびヒト肝細胞のインビトロ培養におけるコンディション培地とその用途」特許出願の公開について

2023/05/08

 

南カリフォルニア大学と弊社より特許出願を致しました「ヒト肝細胞培養液およびヒト肝細胞のインビトロ培養に
おけるコンディション培地とその用途」が公開になりましたのでお知らせします。

 

国際公開番号:WO/2023/056408
国際公開日:2023年4月6日
世界知財所有権機構(略称:WIPO)、Patentscope:
https://patentscope2.wipo.int/search/ja/detail.jsf?docId=WO2023056408&_cid=P20-LGA2WT-33733-1

要約

医薬品開発で幅広く利用されるヒト肝細胞は、培養下で様々な肝機能を消失してしまうことが問題とされてきました。
当社と南カリフォルニア大学との共同研究において、ヒト肝細胞キメラマウス由来の新鮮ヒト肝細胞や初代ヒト肝細胞の培養上清には、薬物代謝酵素活性やトランスポーター活性、毛細胆管の形成等、医薬品開発において有用な様々な肝細胞の機能を高める作用があることを見出しました。
この作用は、ヒト肝細胞だけでなく、げっ歯類の肝細胞やiPS細胞由来の肝細胞様細胞でも確認されており、今後の医薬品開発において有用な培養方法となることが期待されます。

 

尚、本特許出願に関連して、コンディション培地を「PXB-Shizuku」として販売予定です。