Phoenix Bio

株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 島田 卓

第21期の業績について

当社グループは、世界の大手製薬企業が研究開発拠点を置く米国を中心に、マウスの肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられたヒト肝細胞キメラマウス(当社製品名:PXBマウス)を用いた受託試験サービスの提供及びPXBマウス関連製品の販売を行っております。
当社グループの主要顧客である製薬企業や研究機関における研究開発活動はコロナ禍による影響から復調しており、海外製薬企業の抗B型肝炎ウイルス薬の開発も活発な状況にあることから、売上高は国内市場、海外市場ともに堅調に推移いたしました。しかしながら、国内生産施設での生産工程の不具合によるPXBマウスの一時的な生産数減少や海外生産施設での生産の遅れに伴う供給不足は、売上を押し下げる要因となりました。費用面につきましては、売上高の増加に加えて、使用したPXBマウスに一部状態不良が含まれていたことによる大型案件の再試験費用や設備投資した海外生産施設の償却負担増により、売上原価は増加いたしました。販売費及び一般管理費は前年同期とほぼ同水準となりましたが、営業赤字は継続する結果となりました。また、海外子会社におけるPXBマウスの生産が想定どおりに進んでいないことから、当該生産施設を対象とした減損損失を計上いたしました。
この結果、当連結会計年度の売上高1,324,817千円(前年同期は売上高1,013,543千円)、営業損失167,619千円(前年同期は営業損失276,889千円)、経常損失127,965千円(前年同期は経常損失223,875千円)、親会社株主に帰属する当期純損失387,970千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失238,002千円)となりました。

第22期の見通しについて

第22期の見通しにつきましては、抗B型肝炎ウイルス薬の新薬開発は依然活発であり、また、急速に拡大しているバイオ医薬領域では、抗体医薬、細胞治療医薬及び核酸医薬など新しいモダリティ(治療薬の形態)が新薬開発の主流となりつつあるなかで、評価ツールとしてヒト化動物の重要性が高まっており、薬効薬理分野及び安全性等分野の両分野で多くの引き合いをいただいております。
このような環境下、当社グループは当連結会計年度において、海外市場を中心とした前述の市況を背景に、過去最高の受注高となりました。一方で増加する需要に対して供給が逼迫していることから、海外生産拠点である子会社のKMT Hepatech,Inc.の早期の生産確立とあわせて本社につきましても供給の拡充に努めてまいります。
第22期の連結業績予想につきましては、売上高1,751,703千円、営業利益206,311千円、経常利益211,477千円、親会社株主に帰属する当期純利益198,672千円を見込んでおります。