PXB-cells LA(Lipid Analysis)は、当社の従来素材であるPXB-cellsに特殊な培養法を施し、脂質解析に最適化したヒト脂肪肝細胞です。新鮮ヒト肝細胞(Fresh Human Hepatocyte)と同じ脂質代謝機能を納品後に最大で10日間、高いレベルで維持することが確認されており、脂質異常症の予防成分や治療成分などの評価にご利用頂く事が可能です。
PXB-cells LA※,新鮮ヒト肝細胞(FHH)および株化細胞(HepG2,HuH7)のリポタンパク質プロファイル
※PXB-cells LAは、播種後1週間および2週間培養した細胞を解析しております
新鮮ヒト肝細胞と同様に、PXB-cells LAはVLDL分画に高いピークが確認されております。
PXB-cells LAは、PXB-cellsと比較して細胞内・細胞外脂質量(特にトリグリセリド)のいずれも高いレベルを示す事が確認されております。また細胞内に多くの大型の脂肪滴が蓄積され、FSP27やPLIN2などの脂肪滴関連タンパク質発現が高い事から、脂肪滴の維持機能が亢進されていると考えられております。
試験実施場所:株式会社 免疫生物研究所
使用した被験物質:ロミタピド(脂質降下薬)
PXB-cells LAの培養スケジュール:
ロミタピドを添加した群は、PXB-cells LAの脂質分泌量が低下した。
PXB-cells LAは培養日数の経過とともに細胞内脂肪滴が消失し、細胞内脂質量及び脂質分泌量が減少します。
(Day 0=播種日)
PXB-cells LAは製品販売を行なっておりますが、当社業務提携先である株式会社 免疫生物研究所(外部リンク:https://www.ibl-japan.co.jp/)にて「PXB-cells LAを用いた受託試験」を実施することも可能でございます。
試験実施を希望される際は、当社までお問い合わせください。