ヒト肝細胞キメラマウスから分離された新鮮肝細胞であり、ヒト型の肝機能が高く維持された非凍結の肝細胞です。
薬物代謝、酵素阻害・誘導、安全性、トランスポーター評価、抗HBV薬効評価など様々なin vitro研究に利用できます。
PXB-cellsでの代謝酵素及びトランスポーターの遺伝子発現解析
3週間に渡って、ヒト型CYP3A4やUGT1A1の遺伝子が発現していることを確認しています。
その他の遺伝子の発現や更に詳しい情報は、以下の文献をご参照ください。
PXB-cellsはプレートへの接着性が非常に高く、容易に長期間培養をすることができます。
PXB-cellsにHBVを感染させることで、HBV DNA 及びHBsAgの増加を観察できますので、HBVのライフサイクルをin vitroで再現することができます。
この内容は、当社が平成30年度戦略的基盤技術高度化支援事業(経済産業省)に採択された「脂質代謝研究素材として高脂質代謝機能と高利便性を備えるヒト肝細胞の開発」の成果です。更に、共同実施機関である秋田県総合食品研究センターから論文としても発表されています。
(外部リンク) Hata et al., Biomed Res. 2020;41(1):33-42.
PXB-cellsはHepG2細胞やHuH7細胞といった株化細胞よりも優れた脂質分泌能を有しており、ヒトの肝臓から分離されたばかりの新鮮ヒト肝細胞と極めて近いコレステロール・中性脂質の分泌が確認されています。
■高いsiRNA導入効率
■高いmRNA knockdownレベル
■最適化済みのアッセイ評価系
■target遺伝子のカスタマイズ
■低い細胞毒性
■高い実験再現性