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PXBマウス関連の学術論文のご紹介:鹿児島大学

2020/11/09

鹿児島大学様より、PXBマウス関連の学術論文が発表されましたのでご紹介申し上げます。 

【詳細】 

掲載雑誌名:Virus Res. 2020 Oct 10;290:198191. doi: 10.1016/j.virusres.2020.198191 

論文名:Development of an in vivo delivery system for CRISPR/Cas9-mediated targeting of hepatitis B virus cccDNA

著者:Dr. Mohammad Enamul Hoque Kayesh, et. al.(鹿児島大学) 

概要 :  慢性的なヒトB型肝炎(HBV)感染症の治療を目的として、ゲノム編集を利用した遺伝子治療を試みた。

「WJ11/Cas9」の遺伝子を組み込んだアデノ随伴ウイルス2(AAV2)ベクターを、HBVに感染したヒト肝臓
キメラマウス(PXBマウス)へ導入したところ、HBVの複製を優位に阻害することを確認した。
さらに肝臓組織内におけるHBVのcccDNA、HBcAg、HBsAg、およびHBV DNAも優位に抑制したほか、遺伝子
治療によるヒト肝毒性の影響も見られなかった。この新しい遺伝子治療法が安全で効果的な慢性B型肝炎の治療

法として期待される。

URL(鹿児島大学様論文概要) : https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33049308/

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