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PXBマウス関連の学術論文のご紹介:株式会社フェニックスバイオ

2020/10/09

弊社研究員(石田)のPXB-cells関連の学術論文が発表されましたのでご紹介申し上げます。 

【詳細】 

掲載雑誌名:PLOS ONE, September 23 2020 ;https://doi.org/10.1371/journal.pone.0239540

掲載希望日:20209月23日 

論文名:Detection of acute toxicity of aflatoxin B1 to human hepatocytes in vitro and in vivo using chimeric mice with

humanized livers
著者:Yuji Ishida, et. al.(株式会社フェニックスバイオ) 

概要:今回我々は、株式会社特殊免疫研究所、東京大学、及び広島大学との共同研究において、ヒト型の薬物代謝酵素

活性を維持するPXBマウスとPXB-cellsが、汚染された穀物等を摂取する事で集団で急性肝障害を起こす事例が
世界中で発生しているAflatoxin B1 (AFB1) のヒト肝細胞に対する急性細胞毒性を解析する上で、非常に有用な
モデルとなる事を明らかにしました。特に本研究において、①PXBマウスを始めとするヒト肝細胞キメラマウス
を用いた試験で課題とされた「血液サンプルを用いたヒト肝細胞特異的な肝障害の定量的評価」が、今回の共同
研究で開発した「ヒトALT1特異的ELISA法」によって可能となった事と、②株式会社サイトパスファインダーの
「siRNAトランスフェクションプレート」を用いて、主要な薬物代謝酵素であるCYP3A4のAFB1が誘発する急性
ヒト肝毒性における役割を明らかにした事は、今後ヒト肝細胞に対する様々な化学物質や医薬品候補化合物の
毒性評価を行う上で、PXBマウスとPXB-cellsの有用性をより高める重要な研究成果であると考えています。

URL(石田論文概要) : https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0239540

 

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